駄文のコラム(71-75)

第71話 みおんの即興シナリオ講座4 (2001/05/17)

シナリオ講座と言うより、ただのリプレイになりつつある今日この頃。
ここでは、PL4にGMとしての機能がシフトしていく様子が見れる。

PL1(領主の息子)「中古か? 壊れてないだろうな?」
PL4(下っ端)「修理すれば使えるし、これなら明日には出せる。」
PL2(魔術士)「若様、まずは見てみましょう。」
PL4 見てみる? 外装が壊れているけど張替えで直る。あとは砲台が取り付けられている。
GM 砲台?
PL4 火縄銃があるくらいだから大砲があってもいいべ?
GM う〜ん、バリスタの方が無難だと思うぞ。それとも、大砲のデータを作る?
PL4 バリスタにしておこう。
PL1(領主の息子)「良し、買いだ。」
PL3(親方)「まいど〜」って中古を売りつけえて新品と同じ値段か。ボロ設けだね〜
GM 一晩泊まるから宿代払っておいてね。宿代はゴージャスで10銀貨。大部屋で3銀貨。
PL1(領主の息子)10銀貨は0.1金貨じゃないか。はした金だ。1金貨払ってしまおう。
GM うお、これだから金持ちは。
PL4 で、翌日ね。見てみると外装はそのまま、バリスタは外してある。
PL2(魔術士)「直してないじゃないか!」
PL4(下っ端)「修理すれば使えるといったが、修理するとまでは言っていない。」
GM 修理代ってどのくらいするんだ?
PL4 外装の張り替えだけだから、1金貨ぐらいでしょう。
PL1(領主の息子)「1金貨払うから、早く修理してくれ」

一部略。船を村まで運ぶ為に酒場で船員を調達することになった。

PL4(船員) 「へっへっ、俺らに用ってなんですかい?」
PL2(魔術士) 「船を村まで運んで欲しい。」

荒くれ物の船員8人を2日間雇った。なお、船員の帰り道の足として船を1艘借り、2艘で村に向かう。

PL4 船酔判定があるかも。始めて船に乗る人はD6で目標値4が普通かな?
GM そんなものでしょう。(今思うと、これだと酔いすぎ)
PL4 だけど船員が「よーし飛ばしていくぞ」と言って荒っぽく進めるから目標値5(33%)ね。
PL2 酔った。
PL1(領主の息子) 俺は平気。
PL4 では、海の上で。(船員)「今だぜ、やっちまおうか?」
PL3(船員) 「魔術士がダウンしてるしな。8対1だ。」
GM 船2艘に分かれているから、4対1じゃないか?
他のPL達 「毒を盛ろうか?」「いや、そんな事をしなくても」
GM (船員の戦闘能力をどうするか考え始める。)
PL1(領主の息子) 「何の話をしているんだ? 俺も混ぜてくれよ。」
PL4(船員) 「え? あ、いや、酒盛りでもしようかと・・・」
他のPL達 あたふた・・・
PL1(領主の息子) 「へっ、お前らそんなのだから仕事ができねぇんだよ。」
PL5(船員) 「なにおぉ?」
他のPL達 ・・・
GM(船員) 「だんなの言うとおりだぜ。・・・なあ?」
PL4 説得されてしまったな。

夜遅く村に着く。船員を一晩泊めた翌朝。
PL4の船員の1人が村娘に絡むが大きなトラブルにはならなかった。

GM で、いつまでこの話をやっているのだ?(ほかの冒険者にも話を振りたい)
PL1 そうだな、もういいか。船を買って港を作り、村の人口が倍になったということで。
PL2 よし、そうしよう。
GM 待て、そんなに都合よくいかないだろう。どこから人が来るのだ?
  人を連れてきたとしても、港を整備したり、家を建てたりで少なくとも1年はかかるんじゃないかな。
PL1 じゃあ、港に投資だ。 
PL2 このままじゃ冒険に出られないな。では、船を買ったと言う話が領主の耳に入り、領主が怒るということで。
PL2(領主)「何でこんなに金が減っているのだ? 悪ふざけにもほどがある!
   おまえは金について何もわかっちゃおらん! ゴホッゴホッ・・・」
PL1(領主の息子)「心配するなって。無理しないで寝てなって。村を発展させておいてやるからさ。」
PL2(領主)「バカ者! ゴホッ、わしは大丈夫じゃ。 それより、おまえも少しは世間の荒波にもまれてこい!」
  で、魔術士も一緒に行けと言われて晴れて冒険に出れるというわけ。

第72話 みおんの即興シナリオ講座5 (2001/05/22)

魔法使いが例の村の領主に仕えてから、隣の国の魔法学院に留学する話。
隣の国レオールで魔法を覚えたり魔法関連製品を買うと、他の国の半額で済むことにしている。

GM 留学費用はどんな物かな?(PLと相談) 生活費は自分で稼ぐとして、家賃も高くは無いはず。すると費用は大学の学費程度か。留学費用の10金貨はどこから出るのだ?
PL1(領主の息子、以下は騎士とする)「村の金から出すぜ。」
PL2(魔術士)「若様、ありがとうございます。・・・って旦那様の許可を取って無くていいのか?」
PL1(騎士)「細かいことは気にしない。いずれこの国を奪ってやるのだからな。」
GM このマスタリングなら理論上は可能。しかし、本当にやると凄〜く長いキャンペーンになりそう。
PL2(魔術士)「そのような不穏当な発言はお控えください。・・・では、1年後またお目見えしましょう。行って参ります。」
GM そしてレオールの公国の都。魔法学院にて。え〜と、何かトラブルのネタはある?
PL4 普通に魔法を勉強している分には大丈夫でしょう。
GM そうだな。D6で1が出たら無理やり考えるとしよう。コロコロ・・4。無事に1年経過。
PL2(魔術士)「お土産にマジックアイテムやポーションを大量に買っていこう。」
PL5 それって、税関で引っかからない?
GM 税関? 関所か。(プレイヤー達が作成した地図を見て)陸路は砂漠で関所は作れそうに無いな。
PL5 でもこの砂漠、ここまで広がっているよ。この辺は忍者の隠れ里がある程度で、町はあまり無いんじゃないかな。
PL2(魔術士) つーか、こんなところを通ってきたとは思えない。
PL4 こっちの湖じゃないの? すると港が税関だね。
GM するとマジックアイテムの持ち出しには金がかかるか。さすがに習得魔法に税金はかけないとして、税率は?

卓会議の結果、税率が購入価格の25%・33%・50%のどれかと言うことになる。ダイスを振り、33%に決定。

PL2(魔術士)「25%だったら所持金が足りたのだが・・・どうしよう。」
GM 港だから仕事はあるだろう・・・って肉体労働ばかりか。魔術士には辛いな。
PL4 スケルトンが召喚できれば、肉体労働はスケルトンに任せればよい。
GM なるほど。で、日当が10銀貨だから・・・
PL2(魔術士)「これで帰国が予定より1週間遅れてしまったな・・・」

ちなみに。後でキャラシートの絵を見たら、この魔術士は女だった。

第73話 みおんの即興シナリオ講座6 (2001/06/08)

次はバードマン。

PL4(鳥人) 空が飛べれば税関なんて関係ないだろ。密輸で荒稼ぎだ。
GM お店に出入り禁止になっちゃうよ。
PL4(鳥人) 他の奴に買わせて、国境を越えるところだけやればいいだろ?
GM なるほどねえ。見つかって飛び道具で狙われなければいいけど。飛び道具で狙われる確率はどんなものかな?

3ヶ月に1回、1/6の確率で、と言うことに決まる。

GM 1年分処理すればいいか。4回D6を振って、1が出たら撃たれる。
PL4 ・・・4回目で出てしまった。
GM さて、何で撃たれるか決めよう。ロングボウかな? 威力はD6+1か。
PL5 クロスボウじゃないの? (威力は2D6、準備に1ラウンドかかる。)
PL4 火縄銃ってのもあるかも。(威力は3D6、準備に2ラウンドかかる。)
PL2 よし、それだ!
PL4 墓穴掘った・・・
GM 火縄銃、打ってみたい人は手を上げて!
PL1 は〜い。
GM では、命中判定をどうぞ!
・・・
PL1 普通に当たって14点。
PL4 超いてぇ。かろうじて戦闘不能にはならないものの、森に墜落した振りして逃げよう。
PL3 本当に墜落したら次は猟犬に狙われるぞ。

このあたりで、更にPL6とPL7が参加。人数が多いので初級編のゴブリンシナリオに切り替えた。
地図とともに作成した冒険者らはゴブリン退治に行くことになる。

第74話 自己完結GMは逝ってよし! (2001/06/19)

 先に断っておくが、文章が2ちゃんねるに汚染されている。
 今回は愚痴る。真面目なネタを考えていたら鬱になった。反動で躁になって暴れてやる。
 他所の掲示板の書き込みについて言いたいことが結構あったが、人様の掲示板で暴れるわけにもいかないのでこっちに書く。
 ああ、2チャンネルなら暴れられるのに・・・

 先に結論を言っておく。ストーリーを作りこんできて自己完結しているGMは氏ね。
 本当に立派なストーリーが作れるなら、小説でも書いていればよいだろう。
 PLにしてみれば、貴重な休日の時間を拘束されるより、書かれた物を読ませてもらった方がよほど良い。

 さて、自己完結GMとは何か?

 すばらしいストーリーを作ることを至高とする。だからプレイヤーには邪魔をさせない。登場人物の死によりストーリーが変わってしまう可能性がある戦闘は避ける。
 もうお分かりだろうが、このGMはPLの主体的な行動もダイスを振ることも、不確定要素として嫌う傾向にあるのだ。セッションの全てを掌握しようとする。エスカレートすれば独裁者だ。

 他のGMにもすばらしいストーリーを作ってくることを望むから性質が悪い。
 GMをやることに関して敷居は高くなるし、同様に作られた「すばらしいストーリー」もセッションにするとクズである。

 どうクズになるか、一応書いておこう。
 特定の行動を取らないと先に進めないシティシナリオ。他の解決方法は一切認めない。
 予定されて避けようのないボス戦。
 しかも、ダミーの選択肢を無秩序に増やし「自由度がある」と言い張る。

 選択肢が多いだけでは自由じゃない。複数の手段を選べるのが自由である。
 自由度について例を挙げてみる。例えば武器屋で買い物をするとして。

自由度がない例:
 店に1000種類の武器が置いてある。
 しかし、1つの武器がダントツで強く、その他の武器は使えねー。

自由度がある例:
 店に5種類の武器がある。
 どの武器も特徴があり、それぞれ使い道がある。どの武器が優れているかは一概に言えない。

 もうお分かりと思うが、自由度がないのは優れた選択肢が1つ存在し、ほかはダミーと言う状態である。
 武器と言う単語をストーリーに置き換えてもらえばわかるだろう。

第75話 自己完結GMは逝ってよし!−2 (2001/06/20)

本題に入る前に、前話のフォローをしておこう。
圧倒的に優れている武器を出してはいけない。
なぜなら、他の武器を選択する自由を奪ってしまうからである。
これは、ストーリーについてあからさまな誘導を行う場合にも同じことが言える。

それと、今までのやり方で充分楽しめる人に対しては特に文句を言うつもりはない。
つまらない物を我慢してやっている人たちへのメッセージである。

さて本題。
ストーリー重視と称して、選択の自由のないTRPGをやっている人に質問したい。

1.GMとして話を作りたいのであれば、なぜTRPGを選んでいるのか
2.PLとして話を楽しみたいのであれば、なぜTRPGに参加するのか

1については、同人小説でも書いていなさい。他の人を巻き込むんじゃねーよ。
登場人物どころかPLをも駒としか思ってないんじゃないの?
素人が書いたストーリーなんて下らないって。
プロが書いたものであろうと、大人が集まって4時間も6時間もかけてやる内容じゃないって。
あんたが言うTRPGって何だよ?
想像力を使って楽しむ知的な遊びだって分っているのか?!

2について。映画でも小説でも読んでいた方が良い。
何で集まるの?
そんなのだからただのごっご遊び&駄弁りに成り下がるんだろ。
ストーリーに影響のない範囲でギャグかましたり決め台詞を吐いたりする以外、出番がないだろ。
ヲタク臭い遊びでキモ悪〜と言われても反論できまい。ちっとも高尚な遊びじゃない。

お前らまとめてTRPG衰退の原因なので逝ってよし!!!
これで説得力が1/2になったな。

脱線しようとするPLの方がまだまともな神経をしている。
例え不利と分っていようと、GMの庇護と支配から逃れるため、
自由のために戦っているのだ!!!
脱線厨房PL万歳!!!
これで説得力が1/4になったな。

と言うわけで、脱線するPLが現れたなら、それを非難するだけでなく、
GMは自分のセッションに本当の自由度が存在するか疑ってみるべきである。