駄文の日刊TRPG! 第36話〜第40話

第36話 スケルトン組み体操
1999/11/22


 まだスケルトンに逐次命令を出せた頃の話。
 魔術士系はいつもスケルトンを連れて歩き,連れている数が多いほど強い魔術士と見られたものだった。
 
 スケルトンは先頭を歩き,罠があれば犠牲になってくれる。敵が出たら真っ先に盾になってくれる。もちろん,スケルトンの戦闘能力も侮れない。

 パーティーの行く手に崖がある。
 「では,スケルトン組み体操だな。」
 スケルトンの梯子ができる。
 
 パーティーの行く手に川がある。
 「組み体操,第2形態!」
 スケルトンで橋ができる。

 通り終わったスケルトンは再利用可能で,再び一緒に行軍。
 便利過ぎだ。
 
 さて,今のルールではどうなっているか。
 もはや連れて歩くメリットはなくなっている。命令を出すたびに精神点を消費するので,必要になったら召喚しなおした方がマシである。組み体操に使ったら,他の用途に使えずそのまま残ることになる。
 戦闘時に「ゴブリンを倒せ!」と召喚されたスケルトンは,ゴブリンが倒れると消滅する。
 「この洞窟にいるゴブリンを一掃せよ」・・・これはGM次第だが,難しくてスケルトンの空っぽの頭では理解不能としても良い。魔法は発動しないし精神点も減らない。
 私がGMならゴブリンシャーマンに消されて終わるだけだが。

 何はともあれ,使い捨てなので「スケルトン・ボルト」とも呼ばれたものだ。

 永久機関としてスケルトン動力があるとかないとか。
 軽すぎるぞEFA。


第37話 ルールの公開
1999/11/23


 最近はEFAネタが続いているが,今度もEFAの戦闘についての話。
 私から見ると,プレイヤーの戦い振りは効率が悪いと思う。
 GMとプレイヤーの視点の違いとも考えられるが,もう一つの見方をしてみた。

 EFAではモンスターのデータが公開されていない。製作者の一部はモンスターデータが頭に入っているので,弱点など知っている。そのため,弱点を突いた攻撃が「当然」となる。
 これを元に戦闘バランスを考慮するので,データを知らないプレイヤーは苦戦を強いられる事になり,精神点などの消耗はGMの予想以上,時には死人が出る事もある。

 ゲームとしては,ルールの公開が前提である。そこで,モンスターデータは公開されているのが良いという事になる。
 もちろん全てのモンスターデータを公開する必要は無い。特殊なモンスターを出したい場合だってある。が,少なくとも「爬虫類には冷気が有効」など類推が可能になるよう,代表的なモンスターとその弱点ぐらいは一通り目を通してもらった方が良いだろう。
 
 公開するとなるとプレイヤーの戦い方も変わってくるだろう。
 すると,また戦闘バランスが変わるのか・・・?
 連動してモンスターデータが変わって,しばらく調整が続くだろう。
 また,公開する以上は丁寧な説明文も必要になる。
 自作システムって大変だ。<今更ながら(^^;

 自作でなくても,データを知っていると知らないでは戦力に差が出るものだが。


第38話 EFAの普通のセッション−1
1999/11/24


 EFAのGMやらない宣言は撤回。早急にモンスターデータを公開することにした。
 昨日はEFAの魔法及びモンスターデータを更新していた。そのテストプレイの為、私がGMをやった。テストプレイもいつもの事だ。というよりテストプレイの方が多い。
 なお、舞台は「朱の世界」を使用。地獄か魔界だと思ってくれれば良し。朱の世界はレベル6以上のキャラクター向けに作ってある。

 プレイヤーは2人。レベル5以上のPCを2人ずつ操作してもらい、軍馬も1頭いたので戦えるキャラが5体となった。EFAでレベル5のPCの戦力は、ソードワールドの冒険者レベル4程度に相当するだろう。もちろんセージ技能4じゃないぞ。
 なお、軍馬の名前は「タコポン」(汗)・・・イラストも某ゲームのオク○ロックのようになっている。軍馬の蹴りでドラゴンも転倒し得るルールになっているが、タコポンの容姿からの蹴りは理解不能・・・はぁ。(溜め息)

 今回のテストプレイにシナリオなんか用意していない。
 「洞窟に封印されたアイテムがあるらしいから取ってきて欲しい。報酬? あとで考える。」
 という依頼。何ともいいかげんである。
 PC:「アイテムがあるという情報源は?」
 GM:「ご先祖様が埋めたとか。」

 移動中、ワンダリングドラゴン(?)2体に遭遇。両方ともレッサードラゴンである。
 片方がレッドドラゴンで炎属性、もう片方はシルバードラゴンで氷属性(EFAはそうなっている)だ。ダイスを振って決めてしまったが、属性が相反するので仲が悪い。この組み合わせは不自然極まりない。
 レッドは非情に好戦的。一方シルバーは冷めている。レッドには何を言っても無駄だったが、PCの説得でシルバーが帰っていく。
 レッドが「お前がいないと戦えないだろうがぁ!」とシルバーを追って行く。レッドも単独で冒険者5人に勝てる気がしないらしい。

 ところで、EFAではドラゴンと普通に会話が可能である。ゴブリンとも会話可能だ。種族語も共通語も何もない。
 コンベンションで、とあるプレイヤーが「何でゴブリンごときが人間語喋れるのだぁ!」と怒っていたが,私はこう考えている。

 ゴブリンが独自の言語を編み出すとする。すると,各ゴブリンの洞窟毎に違う言葉を喋らないか?
 すると、事実上ゴブリン語は習得不可能だ。覚えても他の洞窟では通じない。ゴブリン語が存在する以上、どの洞窟のゴブリンも、とある特定の言葉をもとに喋っている事になる。たまたまゴブリンが使うようになったから,それがゴブリン語と呼ばれるようになった? たまたま人間の言葉を真似たってことでも良いと思うが。
 結論。理由はともあれ,納得してもらうしかない。「こんな考え方がある」と言う物はありがたいが。

 話が脱線したが、ドラゴンが去って行った所から次話に続く。


第39話 EFAの普通のセッション−2
1999/11/25


 昨日の続きの前に,舞台の説明をしておく。EFAのサプリメントになる予定。

 朱の世界・・・魔界や地獄と思ってもらって構わない。
 朱の世界では昼の空は朱色,夜は紫になる。
 朱の世界の人間は,自分たちがもと来た世界を「青の世界」と呼ぶ。
 寒くもなく,暑くもない。
 奇妙な地形の数々・・・燃える砂漠があり,動く森がある。
 次元が歪んでおり,表の世界で封印されたはずの魔物が漂っていたり,魔王の城が宙に浮いていたりする。
 何か別の力によって生命が維持されているため,あまり空腹にならず,食料は通常の世界の1/3もあれば十分である。
 そのため,通常では存在し得ない奇妙な生物や,巨大な生物がはびこっている。
 ドラゴンも他の肉食獣と同様に数多く生息している。
 最初にこの世界に移住した人間は,腕のたつ冒険者達。
 強くなければ生き残れないが,身の安全さえ確保できれば快適なこの世界へ,彼等は仲間を呼ぶことにした。

 彼等は青の世界の腕のたつ冒険者へ手紙を書きつづける。
 「突然だが,最近君は退屈していないか?
  君の腕なら,実力に見合った冒険はもうないだろう。
  もしそうなら,この手紙を持って○月×日にカロンの街に来て欲しい。
  迎えがいるはずだ。
  腕がたつ仲間を連れてきても構わない。
  『朱の世界』の冒険を用意しよう。」

 ところで。
 この手紙を受け取ったプレイヤーは,半数は嫌な顔をする。
 何せ,ワンダリングドラゴンが1セッションに1回は出るような所なもので。
 高レベルのPCが全力で暴れられる様に作ってある,戦闘用の世界なのだった。
 
 ・・・結構長い文章になってしまったので,またしても次回に続く。


第40話 EFAの普通のセッション−3
1999/11/26


 ドラゴン2体を説得してやり過ごしたあとの事。
 数時間後,ドラゴン2体が戻ってくる。
 冒険者は高価な魔法の装備品を身につけているためドラゴンに狙われがちだ。とはいえ,この「朱の世界」の人間はほとんど全員が専業か兼業の冒険者だ。
 今回はシルバードラゴンが戦う気になったので,すぐに戦闘になった。
 結局戦うのか・・と言っても今回はテストプレイだってば(汗)
 本当にセッションやる場合はこんな事はしない。
 題は「EFAの普通のセッション」と書いてあるが,テストプレイが多いのでこれが普通になっている。年に何回かまともにやるが・・・

 精霊魔法アクアシェル(火炎・冷気のダメージ減)で炎に対抗するPC。
 一方,シルバードラゴンが僧侶魔法で解呪し,レッドドラゴンが炎を吐く。PC数人に着火する。
 ドルイドがアクアシェルを掛けなおす。侍がヘイスト掛けて4回攻撃。

 ・・・6ラウンド後。冒険者・ドラゴンともに,ほど良くボロボロになった。

  戦士「もうやめないか?」
  シルバー「そうだな。さらばだ。」
  レッド「俺はまだやれるぞ!・・・あ,こら帰るな!」

 レッドはシルバーを追って去って行く。
 それを見て,
 
  ドルイド「背後からライトニングを・・」
  戦士「余計なコトすな!」

 なお,今回のテストプレイでアクアシェルの効果を変更した。
 ダメージだけ減少して,火が消えない・着火が防げないのはおかしいとの事。
 このためダメージの減少点数を少なくし,状態変化を受けなくした。

 まだ続く。次は洞窟だ。