駄文yの日刊TRPG! 第16話〜第20話

第16話 ストーカー
1999/11/02


 コンベンションにて、ソードワールドの卓にプレイヤー参加した時のこと。
 私のキャラはファリスの神官戦士(男)。「悪即斬」の過激な堅物ではなく、教義の解釈の違いから神殿に居づらくなり、旅に出たという設定にした。
 そのセッションは物を届けるお使いシナリオで、届けものはいわゆる魔剣というやつだ。届け先は高レベルの冒険者パーティーで、全員女だったかな?
 オランからエレミアへの1ヶ月の道中で事件に2回巻き込まれる、と言うシンプルなものだったが、GMは演出が上手で、セッションは楽しいものだった。
 
 が!
 届け物を無事に相手に渡した時、3度目の事件は起こった。
 届け先のパーティーはたいそう喜んで、知っている店で宴会を開いてくれると言う。
 GMが異様に張り切っているのに不吉な予感が。プレイヤーは皆イベント発生を避けようと必死だった。

 酒が注がれる。
 「私はあまり酒は好きではないのですが・・・」
 無理やり飲まさる。どこぞの飲み会の様だ・・・
 
 酒に媚薬が混ぜられていた。睡眠薬か媚薬のどちらかだろうとは思っていたが。
 抵抗判定に失敗した私のキャラが餌食になった。

 相手パーティーの女盗賊と手を取り合って酒の席を抜け出す。
 「キャラクターが勝手に動いている。自分では止められない。しかし、演じているのは私だぁ(泣)」と言う状態だった。
 自分のパーティー内の女キャラ2人(プレイヤーも女性)からなぜか拳やダガーが飛んでくる。後で聞いた話では、彼女らはミッション達成後でレベルが上り、腕試し(試し斬りとも言う)がしたかったそうだ。

 その後、1晩で私のキャラは女盗賊に捨てられ、媚薬の効果も解かれずにストーカーとして女盗賊に付きまとうようになったとさ。

 味方パーティーの男キャラ曰く「他の神官戦士を捜そう。ファリス以外で」

 セッション終了後、実は媚薬の効果はサニティーであっさり解けると判明。
 解けなかったのはGMの勘違いだったという。
 私「それなら、ストーカーになる前に治るだろう。或いは、なぜ解かれない?」
 私は終わり方が納得いかなかった。
 
 勘違いでなぜファリスの神官戦士がストーカーにされにゃならんのだぁ(泣)
 
 このあともめる。
 はぁ・・


第17話 全滅ですよぉ。
1999/11/03


 私がはじめてソードワールドでGMをやった。
 ・・・PCを全滅させてしまった。
 先だって、「行動次第で容赦なく死んでもらう」とクドイほどに宣言はしておいたが。
 
 こんなセッションだった。
 巨大な古代王国期の遺跡において、大規模な調査が行われている。
 数十人の冒険者が雇われ、駆け出しの冒険者であるPC達はその中の1パーティーである。
 
 前に調査した冒険者の描きかけの地図を渡され、その一角へと向かった。
 
 地図には、通路上に罠らしきものが描かれている。
 どのような罠かは不明だったが、罠より先の地図は未完成だった。
 パーティーにシーフ技能を持つものはいなかったが、この罠は最初から位置がわかっている上に解除不可能なもの。
 この罠に対してはシーフ技能はあまり意味を為さない。
 
 その通路に差しかかった。
 床を叩いたりしているうちに、通路の中央に落とし穴の類があるだろう事はわかった。
 向こう側にどう渡るかの話し合いは長く続いた。
 
 そのうちドワーフが通路の淵を通ると言い出した。
 誰も止めないし、何も言わない。
 
 1回目の判定で、途中まで移動できた。
 ここで,他の人の行動の余地は設けた。誰も何もしない。
 2回目の判定で失敗。足を踏み外し,シュートに落ちかかる。
 ここで、再び他の人の行動の余地を設けた。
 プレイヤー「離れているので手を差し伸べるのも無理だな。」
 誰も何もしない。
 落下。
 
 「岩が襲ってくる!」
 シュートの奥からドワーフの叫び声が聞こえる。
 (実際にはトロールである。セージチェックに失敗すると、トロールは岩が動いている様に見えるという)
 他のPCがロープを垂らすが,シュートのフタが跳ね上がってロープが落ちてしまった。
 意を決した一人がシュートに飛び込むと、ほかの全員も飛び込んだのであった。
 
 この時,ちょうど家にTRPGをやる面子が2人到着。
 人数が多いので2卓に分けるべく、戦闘は省略して全滅扱いにした。
 本来なら全滅の前に「トロールとの戦闘」という手続きを踏むべきであろう。


第18話 GMとプレイヤーの視点
1999/11/04


システムはEFAで、私は戦士をやっていた。

初期作成(駆け出しの冒険者)のキャラで、アンデッドが徘徊する遺跡を探検するセッションだった。

ゾンビ4体と遭遇。

システム製作者の私は油断していた。
戦士でリーダーだった私は、仲間には魔法を使わずに精神点を温存するよう指示した。

・・・その結果、思わぬ苦戦を強いられて、怪我の治療などで却って消費が大きくなってしまった。
この失敗はリーダーの責任。
ターンアンデッドぐらい使っておけば良かった。

次。
一番奥の部屋で、ファントム(EFAでは最下位の幽霊)とスケルトン2体と遭遇。
GMは「ファントムじゃなくてゴースト(1つ格上)にしようかな?」と言っていたが,ファントムで充分怖い。ファントムの魔法で一撃でやられる可能性がある。
今回は魔法を最大出力。
僧侶のターンアンデッド・・失敗。ここでかなり冷や汗ものだった。
エルフのファイアボルト・・出目が良く、一撃でファントムを退散させた。

GMは「一撃でやられるとは・・・拍子抜けしたかな?」というが,そんな事は無い。かなり冷や汗ものだった。

私がGMをやっていても、同じように拍子抜けを心配するだろう。
GMとプレイヤーの視点はずいぶん違うな。


第19話 生涯の趣味として
1999/11/05


 私がTRPGを始めたのは10年前。その後,半年程度でGMをやるようになった。
 大きなブランクはない。9年以上はGMをやってきた事になる。

 実家を出て一人暮しをはじめ,部屋はTRPG用に最適化した。2卓用意できる。本格的にTRPGに取り組んでみようと思った。

 ・・・生涯の趣味にできるだろうか。
 
 少なくとも今までの取り組み方では,そんなレベルには至らない。そこまでする価値は無く「友人が集まる機会」程度にしかなっていない。これでも構わないが,飽きられたらもう友人は集まらない。
 これはTRPGがつまらないというより,やりかたの問題だろう。いまさらという気もするが,自分のやり方を見なおして行くことにした。

 私のやりかたはEFAに顕著に出ている。キャラクター作成や戦闘の処理が早い,軽いシステム。このシステムで軽〜いセッションを展開してきた。1セッションは1時間〜2時間半で終わる。短い分,内容も薄いし大した工夫も無い。
 「TRPGはこの程度のものではないはず・・・」
 
 ここで,方針を決めた。私がEFAのGMをやるのは止める。私が別のシステムでGMをやるか,EFAでも他の人がGMをする分には構わない。これにより,変わるきっかけは得られるだろう。
 ただ,他の人にGMをやってもらえるかどうかが心配だった。


第20話 小さくまとまったEFA
1999/11/06


 私がソードワールドのGMをやり、PCを全滅させてしまった後のこと。後から来た2 人を含め、自宅に8人も集まっていた。4人ずつ2卓に分ける事になり、GMできる人に 立候補してもらった。それはまるで小さなコンベンションの様。7人立候補し、もう 一人もシステム持ってくればできると言っていた。
 「他の人にGMをやってもらえるかどうか」は無駄な心配だった。

 私が入った側の卓では、私以外の3人が、それぞれEFAで軽〜いショートシナリオを やってくれた。もう片方の卓が1セッションやっている間に、EFAの卓は3セッション やっているのである。
 ・・・私のマスタリングがそのまま受け継がれていた。

 私のセッションに関して、誰も不満や感想を言わなかった理由がわかった気がす る。展開が早いので、退屈しないから不満が出ない。満喫した気になってしまう。で も思い返してみると、じっくり考える要素も重要な場面も無いので後に何も残らな い。そのため、感想を聞かれても「まあ,良かったんじゃない?」となる。

 これはこれで完成している。プレイヤーとしては微妙に物足りない程度。
 あとは私の自己満足の問題か・・・